表紙・裏表紙の写真 澤田和人(国立歴史民俗博物館)
[特集] 災害はどのように語られてきたか
【対談】 災害と日本人
梅原猛(国際日本文化研究センター顧問)×金田章裕(人間文化研究機構長)
「方丈を生きる」――モンスーン、災害列島と無常観 山折哲雄(国際日本文化研究センター名誉教授)
平安・鎌倉時代の災害と地震・山津波 保立道久(東京大学史料編纂所)
江戸の災害、東京の地震 北原糸子(立命館大学歴史都市防災研究センター)
鯰絵をめぐる断想 小松和彦(国際日本文化研究センター)
ルポルタージュとしての仮名草子――時事性と出版 入口敦志(国文学研究資料館)
【人間文化研究機構の復興支援】
地域の文化が支える地域の暮らし――「大規模災害と人間文化」プロジェクト
木部暢子(国立国語研究所)
医療現場における方言理解のために――支援者と被災地をつなぐ 竹田晃子(国立国語研究所)
民俗芸能の再生――鹿踊りへの支援から 林勲男(国立民族学博物館)
東日本大震災、メディアは何を語ったか――震災対応への質問について考える
徳田雄洋(東京工業大学)
展示・コレクション紹介
国立歴史民俗博物館+くらしの植物苑「伝統の古典菊」
くらしの植物苑特別企画「伝統の古典菊」
国立歴史民俗博物館総合展示第3展示室特集展示「伝統の古典菊」 澤田和人(国立歴史民俗博物館)
菊栽培史と伝統菊 小笠原左衛門尉亮軒(園芸家、園芸文化研究家)
世界各国の大学・学術行政
知の支援のお国ぶり:アメリカ 大﨑仁(人間文化研究機構長特別顧問)
リレー論考 自然と人間の関係を考える
欧米の元捕鯨国におけるクジラ観とその変遷 森田勝昭(甲南女子大学)
私の研究と出会い
つくり手の「勘どころ」を記録する 上羽陽子(国立民族学博物館)
※執筆者の肩書きは出版当時のものです
発行元
平凡社