書籍紹介
人間文化研究機構に所属している研究者の書籍を紹介します。
【国際日本文化研究センター 】
02月06日
2023-11
宗教・抗争・政治:主権国家の始原と現在
編著者:苅部 直、瀧井 一博、梅田 百合香
出版社:千倉書房(2023年12月)
ISBN番号:9784805113127
秩序形成において、政治・法・宗教の三者がどのようにからみあいながら影響を及ぼしているのか。民族紛争や宗教勢力によるテロの噴出といった問題を抱える現代世界で、この問いは改めて重要性を増している。政治哲学の古典的難問に現代的な観点から討究した共同研究の成果。
【国際日本文化研究センター 】
01月16日
2023-12
労働と身体の大衆文化
編 者:大塚 英志、星野 幸代
出版社:水声社(2023年12月)
ISBN番号:9784801007789
戦後の大衆文化の方法や美学の多くが戦時下に出自があるとした日文研・大衆文化プロジェクトの成果を踏まえ、映画、バレエ、うたごえ運動、仮装アナウンサーなど、身体性や身体表現に着目しながら戦時下の「地続き」としての戦後大衆文化のあり方を「内地」だけでなく「外地」を視座に入れ描き出す論文集。『運動としての大衆文化』の姉妹編。
【国際日本文化研究センター 】
12月19日
2023-10
接続する柳田國男
編 者:大塚 英志
出版社:水声社(2023年12月)
ISBN番号:9784801007772
柳田國男の「学問」をメディア論・情報論・ジェンダー論などの新しい立ち位置からの読み直しと方法論の歴史的検証によって「現在」に接続することで人文知の拡張の可能性を大胆に示す野心的論集。
【国際日本文化研究センター 】
10月24日
2023-09
巫・占の異相 : 東アジアにおける巫・占術の多角的研究
編 者:吉村 美香
出版社:志学社 (2023年8月)
ISBN番号:9784909868107
中国殷代の甲骨文から始まり、古代・中世の日本列島や琉球、朝鮮の様々な占・巫術を経て、現代の沖縄・横浜中華街の占いまでを論じた日文研での共同研究会の成果論集。
日本列島を軸とした占術と巫術の空間的・ 歴史的な展開が多面的に浮かび上がる。【国際日本文化研究センター 】
09月05日
2023-07
明治維新と大衆文化
編 者:瀧井 一博、アリステア・スウェール
出版社:思文閣出版(2023年3月)
ISBN番号:9784784220571
文芸や雑誌、錦絵新聞といった明治初期の日常生活に密接したメディアを題材としてとりあげ、それらの江戸文化からの連続性を見据えながら、文明開化の源流を問い直す野心的論集。