大手町アカデミア× 人間文化研究機構 無料特別講座「人類は何を食べてきたか?――フィールドワークから探る肉食の30 万年」
人間文化研究機構(以下「人文機構」)は、「大手町アカデミア」(主催:読売新聞東京本社 運営協力:中央公論新社)と連携・協力の下、人文機構が平成28年度から推進している基幹研究プロジェクトの成果発表の一環として、広く一般を対象に、無料特別講座を実施します。
講座の概要・申込方法等は以下をご参照の上、ぜひお申し込みください。

日時:2019年12月4日(水)18時30分~20時15分(開場18時00分)
会場:読売新聞ビル3階新聞教室(東京都千代田区大手町1-7-1)
受講料:無料
定員:100名(定員に達し次第締め切ります)
申込方法等:受け付けは終了しました
大手町アカデミア× 人間文化研究機構 無料特別講座
人類は何を食べてきたか?――フィールドワークから探る肉食の30 万年
講師:池谷 和信(国立民族学博物館・教授/総合研究大学院大学・文化科学研究科長)
ナビゲーター:岸上 伸啓(人間文化研究機構・理事/国立民族学博物館・教授(併任))
私たち人類は、これまで何を食べてきたのでしょうか? たとえばキリン、ライオン、チーター、ワイルドキャット、アザラシ、セイウチ……これらは講師とナビゲーターがフィールドワークで食べてきたものの一例です。
かつて狩猟や採集の時代には、世界の食文化は多様性に満ちていました。その後、農耕や家畜飼育が始まり品種化も加わることで、食はどのように変わったのでしょうか。近代化によって、人類の生活ははたして豊かになったかどうかは意見の別れるところです。
食のなかで「肉食」は、いったい人類に何をもたらしたのでしょうか。ホモ・サピエンスが誕生したとされる30万年前の過去から現代文明にいたるまで、肉食が世界中に展開して拡大を続けています。ここでは、ますます需要が増加する肉食に焦点を当てながら、最近の和食や健康食ブーム、「共食」から「個食」への変化にもふれながら、地球環境史の視点からホモ・サピエンスの食の未来を展望します。