デジタル・ヒューマニティーズ促進事業
共創促進事業「デジタル・ヒューマニティーズ(DH)促進事業」
人文機構では、2022年度から6年間の重要課題としてデジタル・ヒューマニティーズ(DH)の推進を掲げています。
DH について、人文機構では、人文学の様々な分野・手法にデジタル技術を適用・応用する研究分野であると同時に、他分野の研究者や社会の人々が集まり、横断的に議論し、新たな研究領域を共創する場や関連する研究基盤を含めた総体であり、次世代に向けた知の創成の基盤であると位置付けています。2023年度にはDH 推進室を設置し、国際的に進展する取組みのなかで、人文機構も役割を果たしていきます。

<主な取組み事項>
<2023年度の主な実績>
そのほか、DH 講座(動画)を3講座(11本)公開、DH 研究会を4回開催した。

人間文化研究機構
デジタル・ヒューマニティーズ事業公式サイト
nihuBridge は、人文機構及び連携機関が発信する多様な研究資源を共有・活用するための、ポータルサイトです。
これまで約20年間の取組みである研究資源共有化推進事業の成果として開発された、統合検索システムnihuINT を発展させ、各機関の研究成果がより俯瞰できる場所として新たにリリースされました。データセットの取得、データベースとそれのUI からの統合検索による情報収集が可能なほか、ディレクトリによる情報提供やAPI の提供を行っています。
今後は、内在する情報同士の連結を実現し、nihuBridge をデータ活用を促進するためのプラットフォームへ進化させる計画です。
<2023年度の主な実績>

人文系の研究成果に関する論文情報を可視化するシステムです。機関リポジトリに掲載されている論文等刊行物の本文テキストを解析し、キーワードから年代軸と機関別カテゴリで論文をマッピングしたり、論文間のトピックの関連性を表示したりすることにより、研究成果の発見・活用の新たな切り口を提供します。
日本における人文学と日本研究に関する情報源となるウェブページを、主題のカテゴリごとに整理したURL ディレクトリ(リンク集)です。英語によるページを対象に収集・収録し、日本の人文学研究に関する国際発信を総覧するものです。
研究資源共有化事業では、機構6機関と地域研究の諸拠点が開発・蓄積した情報資源の学界での共有化を推進するために、nihuBredgeの前身となった高度連携システム(旧名称・研究資源共有化システム)を開発・運用しました。