アンデス文明の謎を解く安定同位体分析 〜古代人の移動と資源利用の変遷を辿る〜
2024.08.02
研究者
人間文化研究機構 人間文化研究創発センター
総合地球環境学研究所 基盤研究部
総合地球環境学研究所 基盤研究部
大西 雄二
研究内容
先スペイン期アンデスにおける資源利用・開発や地域間交流について、人とモノの同位体生態学的視点から社会構造や変遷を追求する
調査内容
・遺跡を中心とした高解像度な同位体地図の作成
・考古試料の同位体分析による生活史復元
(食性・出身地・環境利用・年代測定など)
研究者プロフィール
- 氏名:
- 大西 雄二(おおにし ゆうじ)
- 専門分野:
安定同位体地球化学
- プロフィール:
岡山大学(博士(理学))。海洋研究開発機構、京都大学生態学研究センターを経て、現職。主に軽元素の安定同位体比を利用した水域生態系における物質循環研究を行ってきた。現在は、安定同位体比と人文学研究を融合させ、過去から現在における人類の資源利用の歴史の解明を目指す人・モノ・自然プロジェクトに従事。

『 同位体環境学がえがく世界』(地球研が行っている同位体環境学のやさしい解説)
『 人新世に至る、モノを通した自然と人間の相互作用に関する研究』(人・モノ・自然プロジェクトの紹介ページ:随時、情報を発信)