Past NIHU Symposiums

42nd NIHU Symposium
「デジタル・ヒューマニティーズが拓く人文学の未来」

日時:
2024年7月27日(土)13:00~17:00
会場:
国際日本文化研究センター 講堂(京都市西京区)
オンライン(Zoomウェビナー)併催

https://www.nichibun.ac.jp/ja/information/access/

 
※お車でのご来場は近隣へのご迷惑となりますので、お断りしております。
やむを得ない事情がおありの場合はその旨、事前にご相談ください。なお、ご希望に添えない場合もございますので予めご了承願います。
主催:
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構
共催:
高麗大学校文科大学、Digital-HUSS コンソーシアム、「国際日本研究」コンソーシアム
後援:
文部科学省

参加無料、手話通訳有、要事前申込

定員:会場参加 300 名

オンライン参加 500 名

申込締切:2024年7月24日(水)17:00

第42回人文機構シンポジウム「デジタル・ヒューマニティーズが拓く人文学の未来」フライヤー

趣旨:

 デジタル・ヒューマニティ―ズ(DH)とは、情報学を背景とするデジタル技術を人文学に応用する手法のことである。人間文化研究機構では、DHは他分野の研究者が新たな研究領域を共創する場であり、また次の世代への知を創り出す基盤ともなると考えて、その推進を重要課題としている。

 今回、日文研が「国際日本研究」コンソーシアムの研究者ネットワークを活用して開催する本シンポジウムは、まずDH分野の先駆である韓国からの現況紹介を受け、機構、上記コンソーシアム加盟研究機関、日文研学術交流協定校、それぞれ所属の研究者による報告と続き、最後に鼎談へと進む。デジタル環境の特性を活かし組織、国・地域、研究分野、などの壁をこえる連携や技術革新がテーマとなろう。市井の人にも馴染みある学問である人文学、その人文学の未来をDHで拓くという知的興奮を味わっていただきたい。

 

プログラム:

13:00
開会挨拶
  木部 暢子(人間文化研究機構 機構長)
13:05
趣旨説明
  井上 章一(国際日本文化研究センター 所長)
13:20
基調講演(韓国語:日本語同時通訳あり)
  Consideration of the Direction of Digital Humanities in Literature Research
  (文学研究から見たデジタルヒュ-マニティーズの行方)
  金 俊淵(高麗大学校 教授)
<休 憩>
 
14:40
発表1(日本語:韓国語同時通訳あり)
 人文学の資料をデジタル世界に乗せて活用する
 ー 人文学からみたDHの魅力 ー
  永井 正勝(人間文化研究機構 特任教授/国立民族学博物館)
15:20
発表2(日本語:韓国語同時通訳あり)
 認識的徳の観点から見た日本の科学インフラ
 ー 事例研究で得られた知見 ー
  ハラルド・クマレ(ドイツ日本研究所 主任研究員)
<休 憩>
 
16:20
ラウンドテーブルディスカッション
  登壇者全員による鼎談
  総合司会:関野 樹(国際日本文化センター 教授)
17:00
閉会

申込方法:
以下のリンク先の受付フォームにてお申し込みください。
 https://submit.jotform.com/241551833430450
申込締切:2024年7月24日(水)17:00

 

問い合わせ先

第42回人文機構シンポジウム事務局:(株)CSセンター内

TEL:075-241-9620

E-mail:nihusympo☆cscenter.co.jp(☆を@に変えてお送りください。)

 

人文機構ニューズレターのご案内
人間文化研究機構では、「人文機構ニューズレター」(メール配信)で今後のイベントなどの情報をお知らせしています。
「人文機構ニューズレター」の受け取りを希望される方は、以下のサイト(「まぐまぐ!」のサイト)にメールアドレスを入力して、登録してください。
http://www.mag2.com/m/0001674003.html
なお、人文機構ニューズレターに登録すると、「まぐまぐニュース!(MAG2NEWS)」も配信されるようになりますが、「まぐまぐニュース!」の情報の配信を希望されない方は以下のサイトから解除できます。
http://www.mag2.com/wmag/


41st NIHU Symposium
「戦争をめぐる生と死」

日時:
2024年1月28日(日)12:00~17:00
会場:
コモレ四谷タワーコンファレンス(東京都新宿区四谷1-6-1)
オンライン(Zoomウェビナー)併催
https://comore-yotsuya.jp/assets/pdf/access_map.pdf
※駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。
JR 中央線・中央· 総武線「四ツ谷駅四ツ谷口」から徒歩2分
東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ツ谷駅3番出口」から徒歩2分
主催:
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構
後援:
文部科学省

参加無料、手話通訳有、要事前申込

定員:会場参加 100 名(予定)

オンライン参加 500 名(予定)

第41回人文機構シンポジウム「戦争をめぐる生と死」フライヤー

 当機構では、大学や多様な研究組織とも連携しながら、人間文化に係る最新の研究成果をテーマとした「人文機構シンポジウム」を毎年度開催しています。人文機構が持つ資料や研究成果を広く社会に公開・還元するとともに、人間文化に関心をもつ研究者との交流と相互理解を促進する場となっています。

 第41回となる今回は、「戦争をめぐる生と死」をテーマに、さまざまな専門分野を持つ研究者6名が講演・パネル討論を行います。

 

趣旨:

 「生」と「死」に、生物学的現象以上の意味や価値を付与し、それをめぐる言説や象徴や行為を社会の維持と変革につなげていくことは、人類共通の普遍的事象であるとともに、個々の集団(民族・国家・共同体)の文化的・社会的多様性をもっとも如実に映し出す。

 本シンポジウムは、とりわけ「死」の意味や価値、言説や行為がクローズアップされる「戦争」という社会的状況に光を当て、過去や近現代のさまざまな社会において、生と死の姿がどのように言説化され、象徴化され、それをめぐる社会的・文化的行為として表現されるかを明らかにする。そのことを通じて、戦争の文化的・社会的本質と、それに照らした人間の生と死の文化的意味を浮き彫りにしたい。

 

プログラム:

12:00-
ごあいさつ
12:05-12:20
趣旨説明 「戦争をめぐる生と死―先史から現代まで」
 松木 武彦(国立歴史民俗博物館 教授)
12:20-13:00
講演1 「民族学からみた戦争」
 野林 厚志(国立民族学博物館 教授)
13:00-13:40
講演2 「葬送儀礼に見られる戦争の徴」
 山田 慎也(国立歴史民俗博物館 副館長・教授)
<休 憩>
13:50-14:30
講演3 「追悼の“かたち” —近代における黙祷儀礼の発生と変容」
 粟津 賢太(上智大学グリーフケア研究所 客員研究員・人材養成講座講師)
14:30-15:10
講演4 「日本アニメが描く第二次世界大戦:生と死の多面的な表現」
 アルト・ヨアヒム(国立歴史民俗博物館 特任助教)
15:10-15:50
講演5 「文明と戦争-生と死のコントロール-」
 松本 直子(岡山大学文明動態学研究所 教授)
<休 憩>
16:00-16:55
パネル討論「戦争をめぐる生と死」
 参加者:松木・野林・山田・粟津・アルト・松本
17:00
閉会

 

申込方法:受付は終了しました。

申込方法:
以下のリンク先の受付フォームにてお申し込みください。
 https://forms.office.com/r/2PmcvCRmJ2

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問い合わせ先

第41回人文機構シンポジウム事務局

TEL:03-3528-9841(代表)

E-mail:nihu-sympo41☆adthree.net(☆を@に変えてお送りください。)

 

人文機構ニューズレターのご案内
人間文化研究機構では、「人文機構ニューズレター」(メール配信)で今後のイベントなどの情報をお知らせしています。
「人文機構ニューズレター」の受け取りを希望される方は、以下のサイト(「まぐまぐ!」のサイト)にメールアドレスを入力して、登録してください。
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40th NIHU Symposium
「人類妄想進化論 ―文学はいかに地球社会を共創するのか?」

 

日時:
2023年3月25日(土)13:00~16:00
会場:
京都府立京都学・歴彩館(京都市左京区下鴨半木町1-29)及びオンライン
https://rekisaikan.jp/#access
京都市営地下鉄【烏丸線】北山駅 [K03](1番、3番出口)南へ徒歩約4分
主催:
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構
共催:
京都府立京都学・歴彩館
後援:
文部科学省

参加無料、手話通訳有、要事前申込

定員:
会場参加 200 名(予定)
オンライン参加 300 名(予定)

第40回人文機構シンポジウム「人類妄想進化論 ―文学はいかに地球社会を共創するのか?」フライヤー

趣旨:
当機構では、大学や多様な研究組織とも連携しながら、人間文化に係る最新の研究成果をテーマとした「人文機構シンポジウム」を毎年度開催しています。人文機構が持つ資料や研究成果を広く社会に公開・還元するとともに、人間文化に関心をもつ研究者との交流と相互理解を促進する場となっています。

第40回となる今回は、当機構がこれまで推進してきたネットワーク型基幹研究プロジェクト(北東アジア地域研究・現代中東地域研究・南アジア地域研究)の成果を受けて、令和4(2022)年度から新たに展開している「グローバル地域研究プログラム」が持つ新しい地域研究の構想や問題意識を示すことを目的としています。

プログラム:

13:00-13:05
ごあいさつ 木部 暢子(人間文化研究機構長)
13:05-13:35
講演1 文学と地域研究 ―環境と心性を架橋する人と自然の新たな風土学を求めて
 西尾 哲夫(国立民族学博物館教授)
13:35-14:15
講演2 Not Just Fantasy ―単なる妄想ではない想像界の生きものたち
 山中 由里子(国立民族学博物館教授)
14:15-14:30
 <休 憩>
14:30-16:00
座談会 「妄想が人類を進化させた?」
 森見 登美彦(作家)× 西尾 哲夫 × 山中 由里子
16:00
閉会

申込方法:
定員に達したため、受付を終了いたしました。

 

問い合わせ先

第40回人文機構シンポジウム事務局(公益財団法人 千里文化財団)
TEL:06-6877-8893(平日9時~17時)
E-mail:sympo☆senri-f.or.jp(☆を@に変えてお送りください。)

 

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39th NIHU Symposium
江戸時代の台風コース復元と都市災害―気候学・考古学・文献史学の協同―

日時:2021 年 10 月 9 日(土)13:00~16:00
会場:コモレ四谷タワーコンファレンス(東京都新宿区四谷 1-6-1 コモレ四谷 四谷タワー3 階)
   https://comore-yotsuya.jp/assets/pdf/access.pdf
   ※駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。
JR 中央線・中央· 総武線「四ツ谷駅四ツ谷口」から徒歩2分
東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ツ谷駅3番出口」から徒歩2分
主催:大学共同利用機関法人 人間文化研究機構
後援:文部科学省
参加無料、手話通訳有、要事前申込(会場参加:定員 50 名)
※ライブ配信も行います(要事前申込・定員 300 名)

第 39 回人文機構シンポジウム「江戸時代の台風コース復元と都市災害―気候学・考古学・文献史 学の協同―」フライヤー

趣旨:

地球温暖化が進行するなか、極端な気象現象が頻発するようになった。2018年西日本豪雨、2019年台風19号、2020年球磨川氾濫などが、日本におけるその表れである。これらの気象現象により、 私たちは大きな被害を受けた。こうした問題に対応するには、防災の面でも、またより長いスパンでの未来への展望を考えるうえでも、過去の台風被害の様相と原因と前提条件を明らかにすることは必要である。
 折しも、気候学では江戸時代の台風コース復元が進んでいる。江戸の考古学研究も、近現代の地盤沈下や都市開発などで著しく変化してしまった江戸のなかの微地形を復元することができるようになった。こうした新知見を活用すると、古文書から判明する江戸の台風被害の様相も、よりよく理解できるようになる。
 今回は、気候学・考古学・文献史学という三つの異なる研究分野の融合により明らかにできた最新の研究を、1856年安政東日本台風を中心として、わかりやすく紹介したい。

プログラム:

13:00-13:05 挨 拶 平川 南 (人間文化研究機構長)
13:05-13:20 趣旨説明 渡辺 浩一(国文学研究資料館 教授)
13:20-13:50 講演1 石神裕之(京都芸術大学 教授) 「発掘からわかる江戸の自然改造と都市空間」
13:50-14:00 小休憩 〔10 分〕
14:00-14:30 講演2 平野淳平(帝京大学文学部史学科 准教授) 「歴史気候資料による台風経路の復元」
14:30-15:00 講演3 渡辺 浩一(国文学研究資料館 教授) 「1856 年安政東日本台風の被害と江戸の対応」
15:00-15:10 小休憩 〔10 分〕
15:10-15:55 ディスカッション コーディネーター: 日髙 真吾(国立民族学博物館 教授) 講演者 3 名
15:55-16:00 閉会挨拶 永村 眞(人間文化研究機構理事)

申込方法:

※申込受付は終了いたしました。

お問い合わせ先:

第 39 回人文機構シンポジウム事務局
TEL:03-3528-9841(代表)
E-mail:nihu-sympo39☆adthree.net(☆を@に変えてお送りください。)

人文機構ニューズレターのご案内
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38th NIHU Symposium
「~ コンピュータがひもとく歴史の世界 ~デジタル・ヒューマニティーズってなに?」

日時:2020年1月25日(土)13:00~16:30(開場12:30)
会場: 日比谷図書文化館日比谷コンベンションホール(大ホール)(東京都千代田区日比谷公園1-4)
東京メトロ 丸の内線・日比谷線「霞ヶ関駅」B2出口より徒歩約3分、都営地下鉄 三田線「内幸町駅」A7出口より徒歩約3分、東京メトロ 千代田線「霞ヶ関駅」C4出口より徒歩約3分
※駐車場・駐輪場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。
主催:大学共同利用機関法人 人間文化研究機構
参加無料、手話通訳有、要事前申込(定員200名)

第38回人文機構シンポジウム「~ コンピュータがひもとく歴史の世界 ~デジタル・ヒューマニティーズってなに?」フライヤー

 

趣旨:
いま、人文学には新たな波が起こっています。その中の一つに人文学に情報学の手法を応用し、新たな発見や分析を行う「デジタル・ヒューマニティーズ」があります。コンピュータが、AI 技術等を駆使して古文書や写真など人文学の様々な資料を「読む」可能性が指摘されています。
 コンピュータを使うことで、人文学はどのように変わるのでしょうか。そして、社会の中で人文学が果たす役割はどのようなものになるのでしょうか。
 本シンポジウムでは、歴史資料のデータ化、研究者以外の人々もよってたかってコンピュータで資料を読む作業、AI の可能性などについてご紹介いたします。

 

プログラム:

13:00 開会 開会の挨拶 平川南(人間文化研究機構長)
13:05 趣旨説明 岸上伸啓(人間文化研究機構理事) (10 分)
「コンピュータが読む人間文化」
13:20 講演1 後藤 真(国立歴史民俗博物館准教授) (30 分)
「コンピュータが読む日本語」
今、新たな人文学の波がきています。それはこれまでのような資料を読み・解くだけではなく、コンピ
ュータの力を借りて、人とコンピュータがともに分析することを目指しています。人間とコンピュータがと
もにひらく新たな未来を特に歴史学の立場から紹介します。
13:55 講演2 朝日 祥之(国立国語研究所准教授) (30 分)
「コンピュータが読む写真」
資料というと写真やメモ、録音、録画、文書などさまざまあります。それらをコンピュータを使って処
理することでこれまでにない発見があります。講演では海外の日系社会における言語生活の一端を
紹介します。
14:30 休憩(15分)
14:45 コメント (45 分)
司会:岸上 伸啓
北本朝展(情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ
共同利用センター センター長)
霜山文雄(NHK 知財センター アーカイブス部チーフディレクター)
日下九八(元ウィキペディア管理者)
15:30 休憩(15分)
15:45 総合討論 (45 分)
司会:岸上 伸啓
北本朝展(情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ
共同利用センター センター長)
霜山文雄(NHK 知財センター アーカイブス部チーフディレクター)
日下九八(元ウィキペディア管理者)
後藤 真(国立歴史民俗博物館准教授)
朝日 祥之(国立国語研究所准教授)
16:30 閉会 挨拶 岸上 伸啓(人間文化研究機構理事)

同日1月25日(土)10:10~11:45「第15回人間文化研究情報資源共有化研究会」(於:日比谷図書文化館 4階スタジオプラス(小ホール))を開催いたします。

 

 

お問い合わせ先:
第38回人文機構シンポジウム事務局
TEL:03-5925-2840
E-mail:nihu-sympo38☆adthree.net(☆を@に変えてお送りください。)

 

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37th NIHU Symposium
「この世のキワー自然と超自然のはざま」

日時:2019年11月23日(土)13:00~16:30
会場: グランフロント大阪北館タワーC8階 ナレッジキャピタル カンファレンスルームタワーC RoomC01+02
グランフロント大阪 北館までの所要時間:JR「大阪駅」(アトリウム広場)より徒歩3分、地下鉄御堂筋線「梅田駅」より徒歩約3分、阪急電鉄「梅田駅」より徒歩約3分
主催:大学共同利用機関法人 人間文化研究機構
後援:文部科学省
参加無料、手話通訳有、要事前申込(定員200名)

第37回人文機構シンポジウム「この世のキワー自然と超自然のはざま」フライヤー

 

趣旨:
近世以前、ヨーロッパや中東においては、人魚、一角獣といった不可思議だが実在するかもしれない生物や現象は、「驚異」として自然誌の知識の一部とされました。また、東アジアにおいては、奇怪な現象や異様な生物・物体の説明として「怪異」という概念が作りあげられてきました。自然界のどのような現象が「驚異」や「怪異」という超常的なものとして認識され、どのような言説や視覚表象物として表れたのか、背景にどのような自然観があるのか、なぜ特定の事象が広く、永く伝承され続けるのかといった点に注目し、西洋近代的なnatureとしての「自然」という概念そのものを、学際的・多元的視点から捉えなおします。

 

プログラム:

13:00 開会 開会の挨拶/平川南(人間文化研究機構 機構長)
13:15 基調講演/ジル・クック(大英博物館 学芸員)
   「人類はなぜモンスターを想像し、造るのか?」
14:00 山中由里子(国立民族学博物館 教授)
   「驚異と怪異の比較を通して見えてきたもの」
14:30 黒川正剛(太成学院大学)
   「ヨーロッパにおける驚異とnature―近世から近代へ」
15:00 休憩
15:15 木場貴俊(国際日本文化研究センター プロジェクト研究員)
   「怪異が生じる場」
15:45 小松和彦(国際日本文化研究センター 所長)
   「妖怪は超自然か?」
16:15 質疑応答
16:30 閉会

 

定員に達しましたので申込を締め切りました。

 

お問い合わせ先:
第37 回人文機構シンポジウム事務局(一般財団法人 千里文化財団内)
TEL:06-6877-8893(平日9:00~17:00)
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36th NIHU Symposium
「海外で《日本》を展示すること-KIZUNA展からその意義を探る-」

日時:2019年10月5日(土)13:30~16:40  
会場:東京大学本郷地区キャンパス法文2号館2階 一番大教室(東京都文京区本郷7-3-1)
   都営地下鉄 大江戸線本郷三丁目駅から徒歩11分、東京メトロ 丸ノ内線本郷三丁目駅から徒歩13分、東京メトロ 南北線から東大前駅徒歩10分

主催:大学共同利用機関法人 人間文化研究機構

協力:ウェールズ国立博物館
後援:英国ウェールズ政府、外務省、文部科学省、国際交流基金
参加無料、手話通訳有、要事前申込(定員200名)

第36回人文機構シンポジウム「海外で《日本》を展示すること-KIZUNA展からその意義を探る-」フライヤー

 

趣旨:
人間文化研究機構(人文機構)では、国立歴史民俗博物館を中心とする研究組織により、10年ほど前から大規模な在外資料調査研究プロジェクトを推進し、新たな歴史資料の発掘とデータベース公開を基礎に、国内巡回展示やシンポジウム公開など様々な方法で成果を発信してきました。さらに、日本研究や日本文化理解を活性化させるために、海外の状況やニーズに応じた新たな日本文化発信の方法を模索する試みを実践しています。本シンポジウムは、このような活動の一環として昨年の夏、イギリス・ウェールズで開催した。国際連携展示「KIZUNA : Japan | Wales | Design」展(主催:ウェールズ国立博物館、国立歴史民俗博物館、文化庁)の実践例を中心に、博物館展示を通じた日本紹介の意義や課題について議論を深める機会とします。グローバル時代の新たな日本文化発信の展望について、国内の研究者や市民の皆さまと共有することを目的とします。
 

プログラム:

13:30 開会の辞 
    開会の挨拶 : 平川 南(人間文化研究機構 機構長)
13:35  趣旨説明 日高 薫(国立歴史民俗博物館 教授)
13:45  特別講演 デイビッド・アンダーソン(ウェールズ国立博物館 館長)
   「 イギリスにおける日本展示の実態と展望」※逐次通訳付き
15:00 休憩(10分)
15:10  報告1 三木 美裕(国立歴史民俗博物館 客員教授)
   「 ウェールズ国立博物館、KIZUNA展開催までの道のり」
15:35  報告2 荒川 正明(学習院大学 教授)
    「日本のやきものを飾る―海外美術館における展示事情」
16:00 休憩(10分)
16:10 質疑・総合討論 司会 : 大久保 純一(国立歴史民俗博物館 教授)
16:40 閉会の辞

 

 

お問い合わせ先:

第36 回人文機構シンポジウム事務局
TEL:03-5925-2840 E-mail:nihu-sympo36☆adthree.net(☆を@に変えてお送りください。)

 

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35th NIHU Symposium
レクチャーコンサート 「中東と日本をつなぐ音の道(サウンドロード)―音楽から地球社会の共生を考える」

日時:2019年3月23日(土)13:30~16:30 (開場13:00)
会場:東大寺総合文化センター金鐘ホール(奈良市水門町100番地)
    http://culturecenter.todaiji.or.jp/accessmap.html
    JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から市内循環バス「大仏殿春日大社前」下車徒歩5分
    ※駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。

主催:大学共同利用機関法人 人間文化研究機構
特別協力:東大寺
後援:文部科学省、東洋音楽学会、近畿日本鉄道株式会社、日本経済新聞社、京都新聞、読売新聞社、毎日新聞社
参加無料、手話通訳有、要事前申込(定員300名)

第35回人文機構シンポジウム レクチャーコンサート 「中東と日本をつなぐ音の道(サウンドロード)―音楽から地球社会の共生を考える」フライヤー

 

趣旨:
正倉院宝物にある琵琶や箜篌(くご)などの楽器は、中東がルーツであるとされています。琵琶の先祖となったアラブのウードは、ヨーロッパのリュートやギターともつながっています。音の道は地球をつなぎ、人びとは音楽によって喜びや悲しみをわかちあうのです。そのいっぽう、国歌や民族の魂の歌が境界をうみだすこともあります。特定の文化や社会に根づきながらも、人びとをつないでいく音楽の魅力に焦点をあてながら、国家や民族の境界をこえた地球社会で共に生きることについて考えてみたいと思います。

 

プログラム:
13:00 開場
13:30 開会
    総合司会:相島 葉月(国立民族学博物館准教授)
    開会挨拶:平川 南(人間文化研究機構 機構長)

13:35 特別講演「大仏開眼と音楽」
      森本 公誠(東大寺 長老)

13:55 基調講演「なぜベリーダンスは世界にひろがったのか?
               ―音楽が創りだす地球社会の可能性」
      西尾 哲夫(国立民族学博物館副館長、現代中東地域研究総括代表)

14:20 レクチャーコンサート「地球音楽を生きる―中東と日本をつなぐ楽器たち」
    演奏1 ウード 常味 裕司
    演奏2 サントゥール 谷 正人
    演奏3 尺八 カイル・カマル・ヘロウ
    解説 水野 信男(兵庫教育大学名誉教授)
    ファシリテーター 飯野 りさ(日本学術振興会特別研究員)

15:50 総合討論
    パネリスト 常味 裕司、谷 正人、カイル・カマル・ヘロウ
    ファシリテーター 相島 葉月

16:30 閉会

 

申込方法
定員に達したため、受付を終了いたしました。

お問合せ
第35回人文シンポ事務局(一般財団法人千里文化財団 内)
TEL:06-6877-8893 E-mail:sympo☆senri-f.or.jp (☆を@に変えてお送りください。)

 

人文機構ニューズレターのご案内
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34th NIHU Symposium
国際シンポジウム「市民とともに地域を学ぶ-日本と台湾にみる地域文化の活用術」

日時:平成30年11月10日(土)13:00~17:30 (開場12:30)
会場:TEPIAホール (東京都港区北青山2-8-44)
    https://www.tepia.jp/access
●東京メトロ銀座線外苑前駅(3番出口)から徒歩4分、青山一丁目駅から徒歩9分
●都営大江戸線国立競技場駅から徒歩11分
●JR千駄ヶ谷駅、または信濃町駅から徒歩14分

主催:大学共同利用機関法人 人間文化研究機構
後援:文部科学省、日本博物館協会、日本台湾交流協会、朝日新聞社、毎日新聞社、産経新聞社
参加無料、日中同時通訳有/手話通訳有、要事前申込(定員250名)

第34回人文機構シンポジウム  国際シンポジウム「市民とともに地域を学ぶ-日本と台湾にみる地域文化の活用術」フライヤー

趣旨:
 近年、地域文化を教育資源・観光資源として積極的に活用し、地域を活性化する試みが全国各地でおこなわれ、注目されています。日本では、市民と研究者、行政が信頼関係を構築しながら、地域文化の活用の実践的な取り組みが盛んにおこなわれるようになっています。
 台湾においても日本とは違った形で同様の活動が盛んにおこなわれています。台湾では、市民が主体となって、自身が育った地域コミュニティの文化を再発見し、保存、活用する試みが盛んにおこなわれ、その活動を多くの人々が体感しに訪れる「場」が創出されています。
 本シンポジウムでは、日本と台湾における地域文化の活用を比較し、市民が主体となった地域文化の活用術について考えます。豊かな地域社会の創出には、地域で育まれた地域文化は欠かせません。この地域文化を私たちはどのように受け継ぎながら活用し、次の世代へと伝えるのか。本シンポジウムでは参加者の皆さんと日本と台湾の事例をみながら、一緒に考えていきたいと思います。

 

プログラム:
13:00 開会
    総合司会:中静透(総合地球環境学研究所 特任教授)
    開会挨拶:小池淳一(国立歴史民俗博物館 教授)

13:05 基調講演
    博物館と市民が参加する町づくり―台湾博物館事業40年間に対する観察と考察
    呂理政 Lu, Li-Cheng(国立台湾歴史博物館 元館長)

13:55 講演1
    台湾における平埔族の博物館資源活用と文化表象の構築―シラヤ族を事例として
    呂怡屏 Lu, Yi-ping(総合研究大学院大学文化科学研究科地域文化学専攻)

14:20 講演2
    地域住民とともに「文化遺産」を作り出す:台湾大渓博物館の事例報告
    邱君妮 Chiu, Chun-ni(総合研究大学院大学文化科学研究科比較文化学専攻)

    — 休憩(10 分)—

14:55 講演3
    言語学者を活用する ―宮崎県椎葉村と国語研の取り組み―
    原田走一郎(長崎大学 准教授)

15:20 講演4
    被災した家財の資料化作業を通して地域をみつめる ―宮城県気仙沼市の事例から
    葉山茂(人間文化研究機構総合人間文化研究推進センター 研究員/国立歴史民俗博物館 特任助教)

15:45 講演5
    福島第一原子力発電所事故と地域歴史資料の保全・継承
    西村慎太郎(国文学研究資料館 准教授)

    — 休憩(10 分)—

16:20 総合討論
    市民とともに地域文化を活用する
    コーディネータ/黄貞燕 Huang, Jan-Yen(国立台北芸術大学博物館 助教授)
           日髙真吾(国立民族学博物館 准教授)
    パネリスト/呂怡屏・邱君妮・原田走一郎・葉山茂・西村慎太郎 

17:25 閉会挨拶/木部暢子(国立国語研究所 教授/副所長)

17:30 閉会

 

申込方法
事前申し込みは終了いたしました。
参加ご希望の方は当日直接会場へお越しください。

お問合せ
E-mail nihu-sympo34@adthree.net
電話番号:03-5925-2840

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33rd NIHU Symposium
鹿児島大学・人間文化研究機構協定締結記念シンポジウム 「鹿児島の歴史再発見-新しい地域文化像を求めて-」

日  時:平成30年9月29日(土)13:00~17:00
会  場:鹿児島大学郡元キャンパス 教育学部101講義室
    〒890-0065 鹿児島市郡元1丁目20番6号
    市電「唐湊」下車 徒歩 約5分
    JR指宿枕崎線「郡元駅」下車 徒歩 約12分
    バス「鹿大教育学部前」下車 徒歩 約1分
https://www.kagoshima-u.ac.jp/about/campusmap.html#korimoto
※駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。

主  催:鹿児島大学、大学共同利用機関法人人間文化研究機構
後  援:文部科学省、国立歴史民俗博物館メタ資料学研究センター、
鹿児島県の歴史資料ネットワークの実践と展開(基盤研究B 研究代表者 丹羽謙治)、
鹿児島県、鹿児島県教育委員会、鹿児島市、鹿児島市教育委員会、MBC、KTS、KKB、KYT、NHK鹿児島放送局、南日本新聞社

定員に達した時点で締め切ります。
参加無料、手話通訳有、要事前申込(定員300名)

シンポジウム「鹿児島の歴史再発見-新しい地域文化像を求めて-」フライヤー

趣  旨
温暖な環境と多様な資源に恵まれた鹿児島は、いにしえより多彩な人間文化がはぐくまれ、豊かな文化を紡ぎ、現在まで守り伝えられてきました。
しかし、このような先人たちが残してきた歴史文化資料も、噴火や地震・津波、台風などの自然災害がひとたび起きれば、一瞬にして失われてしまいます。
地方創生が叫ばれている近年、日本各地では新しい歴史文化像を軸とした地域力の創出に注目が集まっています。災害で失われる前に、地域に伝えられた豊かな歴史文化資料を調査・保存し、現在に生かすとともに未来に継承するための取り組みが、全国各地で模索されています。
本シンポジウムでは、鹿児島大学と人間文化研究機構の両者が連携するための協定の締結を記念して※、鹿児島を中心とした南九州地域における歴史文化資料の現状とその可能性について考えます。一緒に鹿児島・南九州の歴史を再発見してみませんか。

※鹿児島大学は、大学共同利用機関法人人間文化研究機構と連携協定を締結し、周辺地域との連携を通じた鹿児島の歴史文化資料保存・活用を推進していきます。そして「鹿児島歴史資料防災ネットワーク」の拠点として、想定される南海トラフ地震への備えとして鹿児島・南九州における歴史文化継承のための地域連携を強化します。
 

プログラム
13:00 開会 総合司会:丹羽謙治(鹿児島大学教授)
    開会挨拶
13:15 基調講演 原口 泉(志學館大学人間関係学部教授、鹿児島県立図書館館長)
      鹿児島・奄美の歴史史料の保存・活用と地域振興――人災と自然災害の克服
14:00 講演1 佐藤宏之(鹿児島大学准教授) 
      ふるさとの記憶を未来へ ――鹿児島資料ネットの取り組み
14:30 講演2 冨田千夏(琉球大学附属図書館情報サービス課保存公開係長)
      近代以降の沖縄県における歴史資料の被災と資料復元の取り組み
      ――外交文書集『歴代宝案』の刊行事業について
15:00 講演3 天野真志(国立歴史民俗博物館准教授)
      地域の歴史・文化を象徴するモノ ――歴史文化資料の捉え方
15:30 休憩(15分)
15:45 パネルディスカッション
    モデレーター 後藤 真(国立歴史民俗博物館准教授)
    パネリスト  奥村 弘(神戸大学教授)、山内利秋(九州保健福祉大学准教授)
             佐藤宏之、冨田千夏、天野真志
17:00 閉会

お問合せ
「鹿児島の歴史再発見」事務局(平日10時~17時)
メールアドレス:event@buken.co.jp
電話番号:099-267-8490

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32nd NIHU Symposium
「人文知による情報と知の体系化~異分野融合で何をつくるか~」 (機構合同シンポジウム)

日  時:平成30年 2月26日(月) 13:30 ~ 17:10  (開場13:00)

             ポスター展示:13:00~17:45

会  場:一橋講堂  (東京都千代田区一ツ橋2-1-2 学術総合センター内)

アクセス:東京メトロ半蔵門線、都営三田線、都営新宿線、神保町駅(A8 ・A9 出口)から徒歩4 分

      東京メトロ東西線 竹橋駅(1b 出口)から徒歩4 分

     https://www.hit-u.ac.jp/hall/file/menu-016/file_01.pdf

主  催:大学共同利用機関法人 人間文化研究機構,

             大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構

後  援:文部科学省

参加無料、事前申込みが必要、定員 500名(先着順) 

 

 データから情報へ。情報から知へ。知の触発によって見えるものは何か。大学共同利用機関法人である人間文化研究機構と情報・システム研究機構は、これまで、両機構の連携・協力による共同研究を行ってまいりました。

 本年度、両機構は、連携・協力推進に関する協定を締結し、文理融合研究をさらに進めていくことを確認いたしました。今回の連携・協力推進協定締結を機に、さらに新たな知の創造、異分野融合の促進、新領域の創出を推進してまいります。

 本シンポジウムによって、両機構が、文と理にまたがる多様な分野で、興味深い、先進的な研究に取り組んでいることを実感していただきたいと思います。多数の皆さまのご来場をお待ちしております。

第32回人文機構シンポジウム「人文知による情報と知の体系化~異分野融合で何をつくるか~」 (機構合同シンポジウム)チラシ .pdf

 

プログラム

 13:00  開場、受付開始

 13:35  基調講演

        人文知からみた文理融合 立本 成文(人間文化研究機構 機構長)

 

 14:15~14:45 事例紹介1

ヒトゲノム情報の革命がもたらした日本列島人史研究の新展開 斎藤 成也(国立遺伝学研究所 教授)

 

 14:45~15:15 事例紹介2

言語調査における連携・協力~八丈島・岡崎市・鶴岡市などの調査から~ 木部 暢子(国立国語学研究所 教授)

 

 15:15~15:35  休憩・ポスター展示

 

 15:35~16:05  事例紹介3

オーロラと人間社会の過去・未来・現在 片岡 龍峰(国立極地研究所 准教授)

 

 16:05~17:10  パネルディスカッション

          パネリスト:藤井 良一(情報・システム研究機構 機構長)

                            斎藤 成也(国立遺伝学研究所 教授)

                            木部 暢子(国立国語学研究所 教授)

          片岡 龍峰(国立極地研究所 准教授)

       モデレーター:佐藤 洋一郎(人間文化研究機構 理事)

 

 17:10 閉会

 

 


31st NIHU Symposium
「エコヘルス;生き方を考える-環境・健康・長寿-」

日  時:平成30年 2月17日(土) 13:30 ~ 17:00 

会  場:ヤクルトホール(新橋)

    (東京都港区東新橋1-1-19)

アクセス:JR新橋駅「銀座口」から徒歩3分、都営地下鉄浅草線 新橋駅「汐留1番出口」から徒歩1分

     都営地下大江戸線 汐留駅から徒歩5分、東京メトロ銀座線 新橋駅 「2番出口」から徒歩2分

     新交通 ゆりかもめ 新橋駅から徒歩3分

http://www.yakult.co.jp/hall/access/

主  催:大学共同利用機関法人 人間文化研究機構

後  援:文部科学省(予定)

参加無料、事前申込みが必要、定員 500名(先着順)、手話通訳付

 

趣旨

「肩こり」は、日本では精神的ストレスや社会的環境と結び付いた健康問題ととらえられますが、西欧ではそのような考え方は一般的ではありません。時代や場所によって「健康」の考え方は変わります。心身ともに健やかで社会的にも満たされた状態ととらえる人もいれば、様々な手段で維持、増進するものと考える人もいるでしょう。

このシンポジウムでは、医学書の歴史、食の役割と食文化、環境と健康、公衆衛生と人間の生態学など様々な視点から、時代と場所を越えて「健康」とは何かを考えます。

 

エコヘルスとは?

「エコヘルス」は、従来は医療や疾病研究の視点で捉えられてきた「健康」を、社会変容と環境変化が急速に進む近現代における、暮らしや生態環境、生業、食生活等との関わりから探求しようとする新たな研究の視座です。

 

プログラム

13:30 開会 司会:野林厚志(国立民族学博物館)

趣旨説明:ハイン・マレー(総合地球環境学研究所)

13:45 基調講演:渡辺知保(国立環境研究所)

    「”環境→健康” から ”環境⇄健康” へ」

14:30 話題提供1:入口敦志(国文学研究資料館)

    「江戸庶民の養生」

14:50 話題提供2:赤嶺 淳(一橋大学大学院社会学研究科)

    「中国における乾燥海産物嗜好に見る健康と環境——ナマコを中心に」

15:10 話題提供3:林 玲子(国立社会保障・人口問題研究所)

    「ウニは年をとっても死亡率が上がらない - 長寿と健康を考える」

15:30 休憩(15分)

15:45 パネルディスカッション

司会:佐藤洋一郎(人間文化研究機構)

パネリスト:渡辺知保(国立環境研究所)

                  林 玲子(国立社会保障・人口問題研究所

                  ハイン・マレー(総合地球環境学研究所)

17:00 閉会

 


30th NIHU Symposium
海の向こうの日本文化 ‐その価値と活用を考える-【平成29年12月8日 要旨集を追加しました】

日  時:平成29年6月3日(土)

    13:30~16:30(開場13:00)

会  場:九州大学西新プラザ

   (福岡市早良区西新2-16-23)

アクセス:地下鉄「西新」駅下車、⑦番出口より徒歩約10分

     http://nishijinplaza.kyushu-u.ac.jp/access.html

主  催:大学共同利用機関法人 人間文化研究機構

後  援:文部科学省、九州大学

参加無料、事前申込みが必要 《先着順 定員200名》

 シーボルトが日本で収集し、ヨーロッパに持ち帰った膨大な美術工芸品など、海外の研究機関等には多くの日本の歴史的資料が収蔵されています。人間文化研究機構では、これらの日本関連在外資料の調査研究をすすめています。今回のシンポジウムでは、九州各地に関係する最新の研究成果を紹介します。そして、新たな観光資源の発見につなげるための研究成果の発信、共有のあり方について、また地域振興に資する研究成果の活用の方法について、日本関連在外資料を例に研究者と観光業界、行政関係者がともに考えます。

第30回人文機構シンポジウム 「海の向こうの日本文化-その価値と活用を考える-」 要旨集

海の向こうの日本文化 案内PDF

 

 

プログラム

 13:30 開会

     趣旨説明  稲賀 繁美(国際日本文化研究センター 教授)

 13:45 講演1 オランダ人と平戸との出会い

      -ハーグ国立文書館所蔵平戸オランダ商館文書調査研究・活用-

       フレデリック・クレインス(国際日本文化研究センター 准教授)

       講演2  海を渡った切支丹禁教文書1万点の可能性

      -バチカン図書館所蔵マリオ・マレガ収集文書調査研究・保存・活用-

       大友 一雄(国文学研究資料館 教授)

       講演3 シーボルト・コレクションの長崎くんち衣裳

      -ヨーロッパにおける19世紀日本関連在外資料調査研究・活用-

           澤田 和人(国立歴史民俗博物館 准教授)

     講演4  ニッケイ社会で生み出された資料から見た日本の言語文化

      -北米における日本関連在外資料調査研究・活用-

       朝日 祥之 (国立国語研究所 准教授)

 15:20 パネルディスカッション

パネリスト:岩崎 義則(九州大学 准教授)

 佐藤晃洋(大分県文化課 課長)

 佐野真由子(長崎県立大学 教授)

 河野まゆ子(JTB総合研究所 主任研究員)

 稲賀繁美

 16:30 閉会

 


 


29th NIHU Symposium
和食文化の多様性-日本列島の食文化を考える-

日  時:平成28年10月15日(土)  

     13:30~17:00 (開場13:00)

会  場:味の素グループ高輪研修センター 大講義室

     (東京都港区高輪3-13-65)

アクセス:JR・京浜急行線「品川駅」高輪口(西口)から徒歩10分、

     都営地下鉄浅草線「高輪台駅」(A1出口)から徒歩3分

主  催:大学共同利用機関法人 人間文化研究機構

     公益財団法人 味の素食の文化センター

後  援:文部科学省、農林水産省、和食文化国民会議

参加無料、事前申込みが必要 《先着順》 ※定員に達したため、お申込みを締め切りました。

日本列島の食やその文化は、地域によりさまざまであり、また常に変化し続けてきました。このシンポジウムでは、日本列島の食を、歴史や風土、儀礼などの視点から紐解き、その多様なありようと、日本の食卓の「これから」を学術的な視点から考えてみます。

和食文化の多様性 案内PDF

 

プログラム

13:30  開 会

      主催者挨拶・趣旨説明  

13:50   基調講演  ユネスコの無形文化遺産に登録された和食文化とはなにか

      熊倉功夫(和食文化国民会議 会長、国立民族学博物館 名誉教授)          

14:35  休 憩

14:45  プレゼンテーション1  儀礼の展開と和食

      山田慎也(国立歴史民俗博物館 准教授)

15:00    プレゼンテーション2  アイヌの食と交易

      齋藤玲子(国立民族学博物館 准教授)  

15:15  プレゼンテーション3  琉球の食文化

      木部暢子(国立国語研究所 教授)

15:30  プレゼンテーション4  だし(出汁)からさぐる和食の粋―海藻・魚・家畜

      秋道智彌(総合地球環境学研究所・国立民族学博物館 名誉教授)  

15:45  休 憩

16:00  パネルディスカッション

      司会    佐藤洋一郎(人間文化研究機構 理事)

      パネリスト 熊倉功夫、山田慎也、齋藤玲子、木部暢子、秋道智彌

17:00  閉 会

 

 


28th NIHU Symposium
妖怪空間―でそうな場所― 【9月8日 要旨集を追加しました】

日  時:平成28年6月11日(土) 13:30~16:30
会  場:有楽町朝日ホール
※参加無料、事前申込みが必要《先着順》  
 
妖怪が出没するのは里山や奥山だけではありません。昨年他界した水木しげる氏は、妖怪のすみかを都市空間にも広げる視点を開きました。身近な生活の場に姿を現わす妖怪たちは、いったいどこからやってくるのでしょうか。
このシンポジウムでは、妖怪のすみかや異界への出入り口について、身体・家・街という視点から考えます。そして、歴史学、文学、民俗学などの成果をもとに史資料や絵画資料から解き明かし、妖怪という心象が形成された歴史的な背景や意味を浮き彫りにします。また、地方消滅が言われる今、妖怪のこれからについても考えます。
 

プログラム  

13:30 開 会
13:35 基調講演 小松 和彦(国際日本文化研究センター 所長)
      「妖怪の魅力はどこにあるのか?」
14:15 パネルディスカッション第1部「妖怪の出入り口」
           司会:佐藤洋一郎(人間文化研究機構 理事)
           プレゼンテーション1
           齋藤 真麻理(国文学研究資料館 教授)
     「妖怪たちの秘密基地-(つく)喪神(もがみ)の絵巻から-」
14:35  プレゼンテーション2 
          常光 徹(国立歴史民俗博物館 名誉教授)
     「家屋敷と妖怪」
14:55 プレゼンテーション3 
     安井 眞奈美(天理大学 教授)
     「妖怪が狙う身体部位」
15:15 休憩(15分)
15:30 パネルディスカッション第2部「妖怪空間―でそうな場所―」
    司会:佐藤洋一郎
    パネラー: 小松 和彦
                 齋藤 真麻理
                 常光 徹
                 安井 眞奈美
 16:30 閉会

  チラシを見る

 

開催日:2016.11.11-2016.11.12