書籍紹介

人間文化研究機構に所属している研究者の書籍を紹介します。

  • 【国際日本文化研究センター 】

    12月04日

    2024-03

    「かのように」の古文書世界 : コミュニケーションの史的行動学

    編 著:リュッターマン・マルクス

    出版社:彩流社(2024年11月)

    ISBN番号:9784779130113

    「古文書学」と古典学、思想史・文化社会学・言語学・メディア学などとの論理的包括性を提示する論集。
    様式・機能・伝存を作法・表現や心情発露にいたる記号論と結ぶことによって行動学として捉え直し、「置換え」および「翻訳」のメカニズムから媒体の諸要素を分析。

  • 【国立国語研究所】     

    10月24日

    2024-01

    ことばと公共性 ―言語教育からことばの活動へ

    編著者:牛窪 隆太、福村 真紀子、細川 英雄

    著 者:秋田 美帆、有田 佳代子、市嶋 典子、尾辻 恵美、佐藤 正則、白石 佳和、田嶋 美砂子、徳田 淳子、中川 正臣、福永 由佳、松田 真希子、三代 純平

    出版社:明石書店(2024年10月)

    ISBN番号:978-4-7503-5838-3

    本書では「公共性」(公的なもの、開かれたもの、共通するもの)を軸として、言語教育と公共の接点を探ります。そして、「ことばの活動」として再提起することにより、未来志向(フィードフォーワード)型の議論を展開します。

  • 【国際日本文化研究センター 】

    04月18日

    2023-17

    日本の小説の翻訳にまつわる特異な問題 : 文化の架橋者たちがみた「あいだ」

    著 者:片岡 真伊

    出版社:中央公論新社(2024年2月)

    ISBN番号:9784121101488

    日本文学は「どうしても翻訳できない言葉」で書かれてきた、と大江健三郎はいう。その背景には、戦後期に英訳された際、改変された川端、谷崎、三島らの小説があった。一体何が文化の架橋者たちを改変へと駆り立てたのか。翻訳・出版現場にまつわる一次史料を手掛かりに、原著者・翻訳者・編集者の葛藤の根源と異文化接触面の実相を解き明かした一冊。

  • 【国際日本文化研究センター 】

    03月15日

    2023-13

    貴族とは何か、武士とは何か

    著 者:倉本 一宏

    出版社:思文閣出版(2024年2月)

    ISBN番号:9784784220779

    『貴族とは何か、武士とは何か』は、第一部「古代」、第二部「中世」、第三部「近世・近代」、第四部「武士の国際比較」に、計38名の執筆者による意欲的な論文を収めた。日本史上最重要なこのテーマについて、今後の研究の指針となる論集であると自負している。
     

  • 【人間文化研究機構本部】  

    03月06日

    2023-14

    デジタル時代の図書館とアウト・オブ・コマースをめぐる著作権法制

    著 者: 鈴木 康平

    出版社:株式会社勁草書房 (2024年2月)

    ISBN番号:9784326404384

    図書館資料のデジタル化とオンラインアクセスを求める流れが世界的に加速するなか、図書館がその本来的使命を果たすために、解決すべき課題とは。
    著作権上の「絶版等資料」概念に着目し、類似概念とされるアウト・オブ・コマースの比較法研究を通じて、我が国の著作権法制への展望を示す本格的研究書。米国のデジタル貸出理論モデル(CDL)にも言及。