書籍紹介

人間文化研究機構に所属している研究者の書籍を紹介します。

  • 【人間文化研究機構本部】  

    01月19日

    2021-22

    人類社会における食物分配 Food Sharing in Human Societies: Anthropological Perspectives 

    著者:岸上 伸啓

    出版社:Springer(2021年12月)

    カナダ・イヌイットやアラスカのイヌピアットの食物分配の実践を事例として、人類の食物分配について論じた本。あわせて同分野の研究史を紹介し、理論的検討も行っている。

  • 【国際日本文化研究センター】

    12月13日

    2021-21

    禍いの大衆文化 天災・疫病・怪異

    著者:小松 和彦 編

    出版社:KADOKAWA(2021年7月)

    古代から現代に至るまで、大衆を無名の作者と位置づけ、地震、火事、疫病などの「禍 (わざわ)い」に襲われた人々が生み出した、文学 ・絵画 ・芸能 ・信仰を解き明かす。『日本大衆文化史』に続く、「日文研大衆文化研究叢書」シリーズの第2弾。

  • 【国際日本文化研究センター】

    12月13日

    2021-20

    身体の大衆文化 描く・着る・歌う

    著者:安井 眞奈美、エルナンデス・アルバロ 編

    出版社:KADOKAWA(2021年11月)

    春画や車椅子、盆踊りなどから、身体にまつわる大衆文化を、「メディア」という視点から捉える。コロナ禍で、テレワークやビデオ通話などが急激に普及し、身体との向き合い方に変化が起こっているまさに今、読みたい1冊。「日文研大衆文化研究叢書」シリーズの第3弾。

  • 【国際日本文化研究センター】

    12月13日

    2021-19

    〈キャラクター〉の大衆文化 伝承・芸能・世界

    著者:荒木 浩、前川 志織、木場 貴俊 編

    出版社:KADOKAWA(2021年11月)

    日本の大衆文化のコアといえる「キャラクター」を、古今の様々な事例から論じる。日本人の美人観、戦隊ヒーローと古典芸能、映画「シン・ゴジラ」と古代神話、等々、大衆文化や創作文化を考えるうえで重要なテーマに迫る。「日文研大衆文化研究叢書」シリーズの第4弾。

  • 【国際日本文化研究センター】

    11月30日

    2021-18

    差別の構造と国民国家 ――宗教と公共性

    著者:「国際日本研究」コンソーシアム編

    監修:磯前 順一、吉村 智博、浅居 明彦

    編集:上村 静、茢田 真司、川村 覚文、関口 寛、寺戸 淳子、山本 昭宏

    出版社:法藏館(2021年11月)

    なぜ、私たちは差別されるのかではなく、なぜ、私たちは差別するのかへ。社会秩序の形成こそが差別を不可欠なものとする。だとすれば、差別は社会全体の問題となる。多角的立場から固定化された差別観を覆し、宗教に内在する秩序と差別の構造に迫るシリーズ第一弾。