書籍紹介

人間文化研究機構に所属している研究者の書籍を紹介します。

  • 【国際日本文化研究センター】

    03月09日

    2021-27

    戦後日本の傷跡

    編 集:坪井 秀人

    出版社:臨川書店(2022年2月)

    傷跡――いまだ終わらない、完結しない過去、癒しがたく忘却することのできない経験が現在に息づく、現在進行形の語りによって語られる、過去の時間と現在の時間が交錯する場所。戦争経験の傷跡を生き続けたアジアと日本の戦後社会を考察した24本の論考を収録。

  • 【人間文化研究機構本部】  

    03月08日

    2021-26

    地域歴史文化継承ガイドブック 付・全国資料ネット総覧

    監修:人間文化研究機構「歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネット」

    編集:天野 真志、後藤 真

    出版社:文学通信(2022年3月)

    地域の歴史や文化の、何をどう守り伝えていけばいいのか。最新の研究と実践からその方法を紹介する入門書。自治体、博物館、文書館、図書館、また地域資料の災害対策、保存・継承に興味のある方必携!

  • 【国際日本文化研究センター】

    03月02日

    2021-25

    東アジアにおける哲学の生成と発展 間文化の視点から

    編著者 : 廖 欽彬、伊東 貴之、河合 一樹、山村 奨

    出版社 : 法政大学出版局(2022年2月)

    近代において、西洋文明やその学問と遭遇した東アジアの知識人たちは、様々な葛藤を経て、如何に独自の哲学を構築し得たのか。また、今日、東アジアから、如何なる世界哲学を構想し、発信することが可能なのか。日文研における共同研究会の画期的な成果。

  • 【国際日本文化研究センター】

    02月08日

    2021-24

    物語消費論「ビックリマン」の神話学

    著者:大塚 英志

    出版社:星海社(2021年7月)

    本書は1989年に刊行された同名書籍の復刻版である。
    当時はマーケティング理論として転用されたが、 Marc Steinberg による抄訳「World and variation: The reproduction and consumption of narrative」(『Mechademia』5-1,2010)以降、海外でメディアミックス論やファン参加論として引用、言及が多数なされるようになり、日本語版を復刻した。

  • 【国立歴史民俗博物館】   

    01月28日

    2021-23

    Uncertain Powers: Sen’yōmon-in and Landownership by Royal Women in Early Medieval Japan

    著者:河合 佐知子

    出版社:Harvard University Asia Center (2021年11月)

    中世女院の荘園経営とそこから生み出される「力」を、宣陽門院(1181-1252)をもとに比較検討。オーソリティ(政治社会的に認められる権利)と「パワー」(実際に人やモノを動かす力・影響力)の差に注目し、「力」獲得における方策と努力の必要性を具体的に説明。