2016年10月8日
国際交流基金パリ日本文化会館と連携協定を締結
人間文化研究機構と国際交流基金パリ日本文化会館は、「連携に関する基本協定書」を10月8日に締結しました。
同館は、設立以降、パリを拠点にヨーロッパにおける日本文化の発信を担ってきた機関です。同館と連携することで、機構の日本研究の国際発信拠点をヨーロッパに設置することにつながり、また、機構が有する日本研究の資料の提供や研究人材の派遣等を通して、同館との日本文化に係わる交流を促進していきます。
パリ日本文化会館で行われた調印式には、杉浦勉館長、嶋根智章副館長をはじめ、同館の関係者が出席した。また、同日午後には、同館を会場に、両法人共催による連携キックオフ・シンポジウム「厄災の時代を生き抜くための人文知」を開催し、約100名の聴衆が最新の日本研究の成果に耳を傾けました。
今後も機構の研究資源を活用した上記のようなシンポジウムや展示活動を企画していく他、機構の要覧や成果物を配架する「人文機構コーナー」を同館に設置する等、既に具体的な計画が進行中であり、両法人の連携により日本研究の理解促進につながる各種活動が、ヨーロッパで展開されていくことが期待されます。
左から杉浦館長、立本機構長
2016年10月8日
連携キックオフ・シンポジウム
パリ日本文化会館と人間文化研究機構の共催によるシンポジウムが開催されました。
国際シンポジウム「厄災の時代を生き抜くための人文知」(La sagesse face aux crises actuelles)
日時 2016年10月8日(土) 15時から18時
会場 パリ日本文化会館 大ホール
プログラム
荒木 浩 「独り生まれ、独り死す/朝(あした)に死に、夕べに生まる―中世日本文学の生死観と災厄」
田中 大喜 「中世日本の「安穏」と武士・武家政権」
ジャン・ノエル・ロベール Jean-Noël Robert
参加者 約100名
シンポジウムの動画
シンポジウムの様子