国際交流基金パリ日本文化会館は、 設立以降、パリを拠点にヨーロッパにおける日本文化の発信を担ってきた機関です。人間文化研究機構は、同館と「連携に関する基本協定書」を 2016年に締結し、同館との日本文化に係わる交流を促進しております。
今回は、パリと東京をオンラインで 繋いで、日仏両言語によるオンライン講演会を開催します。
日時:10 月 16 日(土) 18:00∼19:35 ※日本時間
共催:国際交流基金パリ日本文化会館 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構
言語: フランス語、日本語(同時通訳)
形式:Zoom ウェビナーによるライブ配信(視聴用URL)
趣旨:
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)が多くの人命を奪い、人類の日常に深刻な影響と社会的分断による葛藤をもたらしている。改めて共生する新しい社会構築が地球規模で希求され、そのために多様な学問の成果や英知に学ぶことが切実に求められている。とりわけ人文学の必要不可欠な探求法である人の交流が停止し、博物館・図書館の利用が制限されるなど、人文学のあり方が危機に直面している。パンデミックによる社会変容のただ中にあって、人文科学の観点から、COVID-19 とともにある社会がどのように変化を遂げていくのかという展望に焦点をあて、日本の歴史と文化の文脈をふまえつつ、パンデミック後の社会をより良く生きるための指針を歴史や文化から見出すことをめざしたい。
プログラム:
18:00 開会の辞 人間文化研究機構理事 李 成市
18:05 講演1「江戸の合理主義と倫理の基底」
人間文化研究機構 国文学研究資料館 教授 入口敦志
18:25 講演2「人文学研究における オンライン上の研究資源 ― 現状と課題」
人間文化研究機構 国際日本文化研究センター 教授 関野 樹
18:45 コメント
フランス社会科学高等研究院 教授 ギヨーム・カレ
18:55 ディスカッション
19:15 質疑応答
19:35 閉会の辞 人間文化研究機構理事 李 成市