記憶をつなぐ――津波被害と文化遺産

実施代表者:国立民族学博物館 日高真吾

平成24年9月27日~11月27日 国立民族学博物館   展示詳細

平成25年1月30日~ 3月15日 国文学研究資料館  展示詳細

 

 多くの文化財にも被害をおよぼした東日本大震災に対して機構は、東京文化財研究所に本部がおかれた「東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会」に協力するために迅速な予算措置を行いました。このなかで、国立民族学博物館、国立歴史民俗博物館、国文学研究資料館は、民俗資料や行政文書を中心に積極的なレスキュー活動(救出・一時保管・応急措置)を展開しました。

 本企画展では、その3つの機関が東日本大震災でどのような活動を行ったのかを報告し、震災後、被災地が復興するなかで、東日本大震災の記憶をどのように継承していこうとしているのかを紹介しました。また、関連書籍として、日髙真吾編『記憶をつなぐ―津波災害と文化遺産』(千里文化財団)を刊行しました。