日 時:平成28年6月11日(土) 13:30~16:30
会 場:有楽町朝日ホール
※参加無料、事前申込みが必要《先着順》
妖怪が出没するのは里山や奥山だけではありません。昨年他界した水木しげる氏は、妖怪のすみかを都市空間にも広げる視点を開きました。身近な生活の場に姿を現わす妖怪たちは、いったいどこからやってくるのでしょうか。
このシンポジウムでは、妖怪のすみかや異界への出入り口について、身体・家・街という視点から考えます。そして、歴史学、文学、民俗学などの成果をもとに史資料や絵画資料から解き明かし、妖怪という心象が形成された歴史的な背景や意味を浮き彫りにします。また、地方消滅が言われる今、妖怪のこれからについても考えます。
プログラム
13:30 開 会
13:35 基調講演 小松 和彦(国際日本文化研究センター 所長)
「妖怪の魅力はどこにあるのか?」
14:15 パネルディスカッション第1部「妖怪の出入り口」
司会:佐藤洋一郎(人間文化研究機構 理事)
プレゼンテーション1
齋藤 真麻理(国文学研究資料館 教授)
「妖怪たちの秘密基地-付喪神の絵巻から-」
14:35 プレゼンテーション2
常光 徹(国立歴史民俗博物館 名誉教授)
「家屋敷と妖怪」
14:55 プレゼンテーション3
安井 眞奈美(天理大学 教授)
「妖怪が狙う身体部位」
15:15 休憩(15分)
15:30 パネルディスカッション第2部「妖怪空間―でそうな場所―」
司会:佐藤洋一郎
パネラー: 小松 和彦
齋藤 真麻理
常光 徹
安井 眞奈美
16:30 閉会
開催日:2016.11.11-2016.11.12