イベント一覧

定期的に講演会やシンポジウムを行っています。
  • 【民博】みんぱくウィークエンドサロン「優しいチョコレートとはなにか?―倫理的な消費入門」

    2018年02月04日

     フェアトレードやエシカル(倫理的)トレードなど、消費を通じて生産者を支援する方法が工夫されています。チョコレートとその原料のカカオに注目しながら、そうした倫理的な消費の仕組みを検討し、私たちの優しい気持ちがどのようにカカオ生産者に届くのか考えます。

  • 【国語研】第12回NINJALフォーラム 「ことばの多様性とコミュニケーション」

    2018年02月03日

     一口に日本語と言っても,個人や集団,社会,年齢,性別などによって実に様々な変種があります。最も分かりやすいのは地理的な方言ですが,他にも,社会的あるいは機能的なバラエティ,外国人が使う日本語のバラエティなどいろいろな変種があります。それらはどこから,どのようにして生じるのでしょうか。そのような多様性は,私たちのコミュニケーションにどのような影響を及ぼすのでしょうか。
     この講演会では,日本語の多様性とコミュニケーションについて具体例を使って分かりやすく説明し,〈多様性〉こそが言語の神髄であり,言語研究の醍醐味であることをお伝えします。

  • 第13回人間文化研究情報資源共有化研究会

    2018年02月03日

     人間文化研究機構の資源共有事業に代表されるように、情報技術とネットワークの発展は、多様な研究資源を学問分野の枠を超えて探し出し、利用することを可能にしました。これらの研究資源を結び付ける接点として、時間情報がしばしば用いられます。ところが、時間を特定する方法や表現の仕方は研究分野によってまちまちであり、これらをそのまま接点として利用することは難しいのが現状です。多様な研究資源を扱うためには、各研究分野の時間情報の特性を生かしつつ、相互に連携させるための基盤(データ、理論、検索システムなど)が不可欠であり、今後の資源共有化事業の中でも重要な課題です。

     そこで今回は、人文科学の諸分野において、時間情報が生成される現場に焦点を当てます。研究資源に関する時間を推定・比定・測定するための材料や手順、得られる時間情報の精度や確度(あいまいさ)、さらには、実際の研究現場で起こる課題なども含めてそれらの違いや共通点を確認し、研究資源を共有するための時間情報基盤の構築に向けた課題を抽出します。

  • 【地球研】第74回地球研市民セミナー「高校生とともに考える『環境』の今と未来」

    2018年02月01日

    今回の地球研市民セミナーでは、高校生による「環境」研究の成果を発表します。

    地球研は、京都府立洛北高等学校が文部科学省から指定を受けて推進している「スーパーサイエンスハイスクール」事業に2013年度から協力しています。

    今年は、高校2年生文系と理系の生徒14名が、約半年かけて、自分たちなりに幅広い意味での「環境」について研究を行ないました。

    テーマは未来の福祉、京都の森、景観から観光までとさまざまですが、どれもわたしたちにかかわり、身近なことでもあります。みなさんも、高校生とともに、わたしたちの「環境」について考えてみませんか?

  • 【民博】みんぱくウィークエンドサロン「フィールドワークの醍醐味―雲南省大理での30年を通して」

    2018年01月28日

    私が中国雲南省の大理盆地でフィールドワークを始めて30年以上が過ぎました。当初、驚いたり、戸惑ったりしたことが後から考えれば、研究上の収穫をもたらしました。そうした経験と、同じ村に通い続けているからこそ見えてきたことについてお話しします。

  • 【地球研】第9回地球研東京セミナー「地球環境と民主主義-人新世(Anthropocene)における学び」

    2018年01月27日

    となり近所から地球の規模に至るまで、私たちが生きる環境について考え、みんなで話し合い、未来を選ぶ方法である民主主義。しかし、「みんな」とは誰のことなのでしょうか?これが定まらないとき、民主主義は葛藤します。まちの景観から気候変動の枠組条約に至るまで、これらはすべて「みんな」が環境を「正しく」選べるか、という問題に帰着します。しかも、物事を考えるルールが変われば、何が「正しい」かも変わってしまう。葛藤はいっそう深まります。

    現代は、地球表層(気圏・水圏・地圏・生命圏)全体に人間活動の影響が及んでいる「人新世」という新たな地質学的時代に入ったと言われています。地球環境の未来を考えるとき、「みんな」は国を超え、世代を超え、種を超えます。本セミナーでは、哲学者の國分功一郎氏をお招きしての基調講演と、大学院生と若手研究者による研究成果をもとにしたワークショップを通して、「みんな」と「正しさ」が揺れ動く中で環境の未来について考える術を問いつつ、民主主義の葛藤を包摂した未来設計のあり方について考えます。

  • 【民博】みんぱくウィークエンドサロン「音楽を展示する試み」

    2018年01月21日

    世界には数多くの楽器博物館がありますが、音楽は展示することが難しいため、音楽博物館はほとんどありません。2010年にリニューアル・オープンしたみんぱくの音楽展示が、どのように企画・立案され、どのような特徴をもつのかをご紹介します。

  • 【民博】みんぱくゼミナール 「木彫り熊からアートモニュメントまで」

    2018年01月20日

     10代で熊を彫り始め、80歳の年にJR札幌駅のアートモニュメントのメインとして、アイヌの長老の像を制作した藤戸竹喜氏。さまざまな立場から、企画展の趣旨と作品の魅力について語ります。

  • 人間文化研究機構・味の素食の文化センター共催シンポジウム 「江戸の書物から読み解く庶民の食べ物と生活」

    2018年01月19日

     町民文化が花開いた江戸時代。人々が口にしていた食材は実に豊かで、調理法は創意工夫と遊び心にあふれていました。江戸時代の料理書を紐解き、その豊かな食生活と生活文化、当時の知恵をみていきます。国文学研究資料館と味の素食の文化センターの連携によりデジタル化された江戸時代の料理書の数々もお楽しみください。

  • 【民博】みんぱくウィークエンドサロン「トナカイの角」

    2018年01月14日

    中国東北部・大興安嶺森林地帯ではトナカイの飼育を続ける人びとがいます。彼らはトナカイを屠殺することはなく、毎年生え替わる角を採取し、販売しています。本発表では、いまでも中国においてトナカイの飼育を続けることができる理由を解説します。

  • 【現代中東地域研究】<上智大学拠点主催>映画“シリア・モナムール”上映会

    2018年01月11日

     人間文化研究機構ネットワーク型基幹研究プロジェクト地域研究推進事業「現代中東地域研究」及び上智大学学術研究特別推進費重点領域研究「イスラームとキリスト教他諸宗教の対立・交流・融和の地域間比較研究」研究事業の一環として、2014年カンヌ国際映画祭で賞賛を浴び、2015年山形国際ドキュメンタリー映画祭でも、観客に深い衝撃を与えて《優秀賞》を受賞した『シリア・モナムール』の上映会を予定しています。

  • 【日文研】第317回 日文研フォーラム「観音さまを抱きしめる―― 西国三十三所巡礼の旅」

    2018年01月09日

     現代人は孤独である。それゆえに、たまには誰かとハグでもしたくなる。死に別れた父母、夫や妻、子ども、友人、知人などとは、なおさらである。そのために、人は西国三十三所巡礼の旅に出かけるのである。巡礼の旅では、念願の「観音さま」に出会う。ここで言う「観音さま」とは、恋しき人々の化身である。つまり観音像には、 死に別れた恋しき人々の面影が託されているのである。

     本講演では、西国三十三所巡礼の旅に出る人々がそこに何を求めているのか、民俗学の立場から続けてきたフィールドワークに基づいて考察します。そして、私自身の巡礼の体験を、皆様と分かち合いたいと思っています。

  • 【民博】みんぱくウィークエンドサロン「『数』をあらわす――音声言語と手話言語」

    2018年01月07日

    数(かず)を表す表現に焦点をあて、前半は音声言語で1から10まで数えるときに同時につかう手の表現、後半は、世界のさまざまな手話言語の表現についてお話します。ジェスチャーと手話言語はどのように異なるのか、世界各国の言語の映像を見ながら説明します。

  • 【民博】みんぱくウィークエンドサロン「みんぱくシンボルマークをえがく(再)」

    2017年12月24日

     みんぱく開館40周年にあたる今年のわたしの話題は、「みんぱくシンボルマーク」です。このマークは一見単純そうな形に見えますが、実際にえがいてみると思わぬ発見がありました。そんなエピソードや、創設当時のマークの原版、リニューアルしたマークなどを見ながら、ふたたび、みんぱくシンボルマークに迫ります。

  • 【地球研】第12回地球研国際シンポジウム Trans-scale Solutions for Sustainability

    2017年12月20日

    In this symposium, we discuss new approaches towards a sustainable future, focusing on the conflicts of resources, values, and governances among stakeholders across time and space. Behind the current understanding of the local tragedy of commons there exist trans-spatial issues such as local, national and global scale conflicts/synergy, as well as trans-temporal issues encompassing past, present and future, which need to be identified and solved. Analysis of the conservation and development of natural, social and institutional capitals is key to new directions of research. In particular, water and water-related issues under the conditions of climate change and shortage of land will be highlighted with scenario developments, and with the use of integrated indices and socio-ecological-economic models

    日本語ページ http://www.chikyu.ac.jp/publicity/events/symposiums/no12.html

    English Page http://www.chikyu.ac.jp/rihn_e/events/symposiums/no12.html