イベント一覧
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【地球研】2018年度オープンハウス
2018年07月27日総合地球環境学研究所(地球研)は、一般の方に地球研の活動を紹介するオープンハウス(一般公開)を実施いたします。
イベント内容など詳細につきましては、特設ホームページをご覧ください。 -
【日文研】第14回 日文研・アイハウス連携フォーラム「日系ブラジル社会の集い―カラ オケ、映画、俳句」
2018年07月27日1908 年(明治 41 年)に日本人のブラジル移住が始まってから 110 年。ブラジル日系人社会は、今日世界最大の日系コミュニティにまで成長しました。この間、日系ブラジル移民たちは、生業である農業・商工業などに従事する一方で、楽しみを求めて集い、マイノリティとしての生活の拠りどころとしてきました。そうした集いは一般社会に対する心理防衛的な意味を持つとともに、母国とつながり、情報を得る場、あるいは日本語で自己を表現し、子孫とつながる場として、重要な役割を果たしてきました。
本講演では、1910~20 年代から記録が残る句会や映画上映会、1950 年代から 30 数年にわたり運営されてきた日本映画専門館、さらには 1950 年代以降盛んになったのど自慢大会やその発展形であるカラオケ大会などさまざまな歌謡の会を例に、移民たちの「集い」について考察します。
*発表は日本語のみ -
ニホンゴ探検2018 ― 1日研究員になろう!
2018年07月14日国立国語研究所では,児童・生徒・一般の方に研究所を公開し,日本語の魅力と不思議に触れられる一般公開イベントを開催します。夏休みの自由研究のテーマにもピッタリです。
- 日時 : 平成30年7月14日 (土) 11:30~16:00
- 会場 : 国立国語研究所 (立川市緑町10-2)
- 参加費無料・申込不要
- 対象年齢 : 小学生以上 (大人の方でもお楽しみいただけます。)
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第 409 回歴博講演会「おみやげからみる日本文化の特質とその広がり」
2018年07月14日おみやげを買ったことがない、という人はほとんどいないでしょう。おみやげをもらったことがないという人はさらに少数派かもしれません。全ての国民が一年に一度は旅行に行くとされる現代において、おみやげの贈答もまた、日常的なやりとりの一つとなっています。ここでは、企画展示『ニッポンおみ やげ博物誌』に合わせて、近世から近・現代にかけて展開した「おみやげ」という贈答文化から、日本文化の特質とその背景について考察していきます。
日本のおみやげには、お菓子を中心とした食品が多く、自分以外のために購入することが多いといった特徴があるとされます。また、食品であれ工芸品であれ、モノは何らかの移動を経て、誰かの思いや記憶が付与されることでおみやげになると考えられます。このようなおみやげを考える上で注目するのが、広い意味での物語とコレクションです。オミヤゲには様々な物語が付着してきました。近年、観光の文脈で明示的に語られる「物語」の位置付けは、おみやげが商品展開する過程で行ってきた戦略の焼き直しという側面もあるかもしれません。
物語とともに本講演のもう一つのテーマとして、オミヤゲを集めるという行為、すなわちコレクションやコレクターにも目を向けなければなりません。コレクションは人とモノとの関係を検討するうえで非常に重要なリソースですが、その広がりや傾向を紹介することで、モノをより体系的に蒐集する博物館の今日的な役割まで考察を進めたいと考えています。
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第 22 回地球研地域連携セミナー / 2018 年度第 1 回保健科学セミナー / 第 6 回 北大・地球研合同セミナー「グローバルとローカルの視座から地域の人々の生活と健康を考える」
2018年06月30日総合地球環境学研究所(地球研)のサニテーションプロジェクトでは、個人の価値観、地域のし尿に対する規範・文化・伝統・気候・経済などとサニテーションの関係を理解し、先進国と途上国の共通の目的として「サニテーション価値連鎖」を提案します。「サニテーション価値連鎖」の形成においては「健康」が重要な位置を占めます。また、「健康」は地域に暮らす人々の「生活」と切り離すことはできません。
このたび、地球研と連携協定を結んでいる北海道大学大学院保健学科学研究院の協力のもと、第6回「北大・地球研合同セミナー」を開催します。本セミナーではグローバルな視点とローカルな視点の双方から「生活」と「健康」について話題提供いただき、会場のみなさんと一緒に考えてみたいと思います。 -
みんぱく映画会 映像人類学フォーラム・国際シンポジウム「アフリカからのイメージの創造―映像人類学トロムソ学派の⺠族誌映画―」
2018年06月23日映像人類学の脈絡においてアフリカの諸文化は、欧米の研究者に調査・撮影対象として一方向的に客体化され表象される傾向が強くありました。そのようななか、ノルウェー北部に位置するトロムソ大学映像文化研究科は、1997 年の設立以来、カメルーン、マリ、エチオピア、ブルキナファソ等のアフリカ各国から学生を迎え入れ、民族誌映画制作の実践を主軸とするカリキュラムのもと、多くのアフリカ人映像人類学者を輩出してきました。
6月23日:トロムソ大学映像文化研究科に所属、あるいは本研究科を卒業した映像人類学研究者による民族誌映画を上映します。
6月24日:日本のアフリカ研究者の作品や制作計画の発表を行います。アフリカの様々な文化現象や社会問題に対する、カメルーン、ノルウェー、日本の人類学者の視点、映像のアプローチを比較検討し、議論します。- 開催日:2018年6月23日(土)~6月24日(日)
- 時間:6月23日(土) 10:30~17:00(開場10:00)
6月24日(日) 10:30~17:45(開場10:00) - 場所:国立民族学博物館 第7セミナー室
- 定員:60名(先着順/事前申込不要)
- 参加費:無料
※映画上映・字幕・討論、全て英語です。
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トークイベント 「デジタル発 和書の旅 山村浩二、蕙斎に逢いにゆく」
2018年06月16日と き :平成 30 年6月 16 日(土)14 時開演(13 時半開場~ 16 時終了予定)
ところ :国文学研究資料館 2 階 大会議室 東京都立川市緑町 10-3
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【日文研】第322回 日文研フォーラム「嘉納治五郎と近代中国―時代を超えた知性と智慧」
2018年06月12日みなさんは「嘉納治五郎」という名前をご存じでしょうか。彼は講道館柔道の創始者・普及者であり、アジア初の国際オリ ンピック委員でもありました。「本業」の教育分野では、東京高等師範学校校長を二十三年余り務め、日本の学校教育・ス ポーツの発展に貢献し、実に近代日本の様々な分野で大きな足跡を残した大人物でした。特に私の心を打ったのは、近代日本 における中国人留学生教育の創始者としての嘉納と中国との関わり、彼の中国認識に示された時代を超えた知性と智慧、東洋 的倫理と美学、さらに真の国際人としての懐の深さと視野の広さでした。
本日は、私の長年の調査と思索を皆様にご報告しながら、魯迅留学時の学院長でもあった「嘉納治五郎と近代中国」の再発見を体験していただきたいと思います。 -
【地球研】第77回地球研市民セミナー ”雨降って地固まる”ー気候変動と日本史の怖くて深い関係 ー
2018年06月08日雨降って地固まるとは、「雨が降って地面がぬかるんでも、乾くとむしろ固くなる」という昔からの体験にもとづき、「ケンカした後は、より仲良くなる」という人間関係の機微を表したことわざです。でも、大雨が降ったら、地面が固くなってみんな仲良くなるどころか、土砂崩れや洪水が起きて多くの人が不幸になることもありますよね。
樹木年輪による最新の古気候復元のデータからも、日本史に出てくる多くの争いごとが、水害の頻発に起因することが分かってきました。しかし、災害や戦乱の後には、しばしば世の中が変わります。正に地固まるときもあれば、更に泥んこになるときもありました。
講演では、「水害への対応」という今日の私たちにも身近なテーマが、いかに弥生時代から現在に至る日本史の展開を導いて来たのかについて、時代毎に具体例を示しながら紹介します。
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公開セミナー「ブルキナファソとブルキナべ:ブルキナベからみたトイレのこと」
2018年05月21日ブルキナファソとはどういう国なのでしょうか。
「ブルキナベ」(ブルキナファソの人)はどのような歴史を歩んできたのでしょうか。
ブルキナファソという国と歴史的背景を解説し、地球研「サニテーション価値連鎖の提案-地域のヒトによりそうサニテーションのデザイン-」プロジェクトによるブルキナファソにおけるとりくみの内容を紹介します。
そのうえで、サハラ以南アフリカにおけるトイレの持続的な利用のあり方を「ブルキナベ」の目線に添いながら解説し、文系研究者の立場から、プロジェクトや地球研が取り組んでいる文理融合の研究や社会活動の可能性についてお話しします。
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文部科学省エントランス企画展示 「トイレからひろがる幸せな暮らしのデザイン」
2018年05月21日総合地球環境学研究所は、文部科学省エントランスにて企画展示を実施します。今回の企画展示では、地球研が大学共同利用機関として北海道大学と連携して行なっている「サニテーション価値連鎖の提案̶地域のヒトによりそうサニテーションのデザイン」プロジェクトのブルキナファソでの取り組みに焦点をあて、地球研の研究の一例として紹介します。
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シンポジウム「デジタル写真データベースが拓く学術活動の未来―蓄積された画像資料をいかに活用するのか―」
2018年05月19日日本の研究者が世界各地で調査するさいに撮影した写真や動画などの画像資料は、調査当時の実態を記録した研究資源であると同時に、日本の学術史を反映する学術遺産でもあります。国立民族学博物館が中心となって進める「地域研究画像デジタルライブラリ」(略称DiPLAS、正式名称は下記主催者名を参照)では、広い意味で地域研究に関わって進められている科学研究費助成事業(科研費)プロジェクトを対象に、過去に蓄積された画像資料のデジタル化・共有化を技術的に支援してきました。
今回のシンポジウムでは、この分野での研究支援の重要性を訴えるとともに、支援プログラムが個々の研究の進展に及ぼした効果を検証し、今後の学術のありかたを構想します。シンポジウム終了後には、2018年度の支援プログラムへの応募を検討している科研費代表者を対象として、個々の質問にお答えする相談会を開催します。
★応募期間は4月初旬から6月初旬の予定
研究支援代表者:吉田憲司(国立民族学博物館・館長) -
【地球研】Food Sovereigntyセミナーシリーズ第3回 「Kyoto Organic Action!~Community Supported Transportationへの挑戦」
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【日文研】第321回 日文研フォーラム「日本国民の戦争記憶をめぐる映画戦争」
2018年05月08日占領期において日本のメディアは厳しく統制され、映画界も極東国際軍事裁判の判決に従わざるを得ませんでした。しかし、占領軍が撤退するや否や、日本国民の戦争記憶をめぐる戦いは燃え上がりました。左派の監督は戦争の暴力性や残酷さに注目する映画を撮り続ける一方、新東宝などの映画会社は日本兵を美化した作品などを通して、映画産業における主流派となりました。
二十一世紀に入ってからも、構造における変化は見られますが、ストーリー、描写、メッセージなどにおいては占領後の戦争映画を再現している性格が強いように思います。このような戦争を主題とする占領期以降の映画群の分析を通して、その諸要素を明確にすることで、戦後の日本戦争映画の源流を探ります。 -
【民博】みんぱくゼミナール 「EEMという『運動』」
2018年04月21日EEM(Expo’70 Ethnological Mission「日本万国博覧会世界民族資料調査収集団」)の収集の様子や当時の裏話を、EEMの主要なメンバーであった松原正毅先生(本館名誉教授)をお迎えして、皆様と楽しみたいと思います。